Day 3: 小学生が15〜30分集中できたGPTs設計とは

昨日はブログ記事を書かなかった。
ただ、その代わりに一つ、大きな発見があった。

それは、ChatGPT(GPTs)の設計を少し変えただけで、子どもの集中力が大きく変わったということだ。

家庭学習で「集中が続かない」「すぐ飽きる」という悩みはよくある。
だが今回、その常識が少し覆された。


GPTsの設計を見直した理由

これまでChatGPTを使った英語学習では、次のような課題を感じていた。

  • 会話が広がりすぎて目的がぼやける
  • 今何を学んでいるのか分かりにくい
  • 集中が続かない

ChatGPT自体は優秀だが、**学習用途では「自由すぎる」**のが逆効果になることもある。

そこで、GPTsの出力順を明確に固定することにした。


新しく設計した出力ルール

今回採用したのは、次のシンプルな流れだ。

  1. 解説
  2. 理解チェック
  3. 問題(1問ずつ)

いわゆる「解説 → 問題演習」という、学校や塾で成功しやすい型をそのままGPTsに落とし込んだ。

この順番を崩さないことを最優先にした。


実際に使ってみた結果

結果は、正直想像以上だった。

まず上の娘は、15分間ほぼノンストップで集中
終わったあとに「もう終わり?」と言うほどだった。

さらに驚いたのが、一番下の小学校4年生
途中で話しながらではあったものの、30分程度ChatGPTを使って学習できた。

紙のドリルや市販教材では、ここまで集中が続くことはあまりない。


なぜ集中できたのか

理由はとてもシンプルだと思う。

  • 最初に「理解」がある
  • 次に何をするかが明確
  • 問題が1問ずつで心理的負担が小さい

特に「解説→確認→1問」という流れは、
学校の授業で慣れ親しんだ成功体験に近い。

ChatGPTの賢さよりも、設計の分かりやすさが効いたと感じている。


現在使っているGPTsの基本ルール

現時点でのGPTsは、次のようなルールで動かしている。

  • 英検5級レベルからスタート
  • 解説は日本語中心(文法を丁寧に)
  • 理解チェックは Yes / No 形式
  • 問題は必ず1問ずつ
  • 間違いは否定せず、やさしく言い直す

正解させることよりも、
英語で考えて、英語で答えることを重視している。


見えてきた課題:文法に寄りすぎている

一方で、改善点も見えてきた。

今のGPTsは、どうしても文法解説に寄りがちだ。
毎日続けることを考えると、やや単調になる可能性がある。


今後の改善アイデア

そこで次に考えているのが、

  • 文法解説の日
  • ボキャブラリー解説の日

を交互に出す設計だ。

さらに、
「今日の続きをやる」
「次のトピックに進む」

といった選択肢を子どもに出すUIも用意したい。
「選べる」だけで、学習の主体性は大きく変わる。


まとめ

今回の経験からはっきりしたことがある。

ChatGPTは賢さよりも、設計がすべて。

順番、分量、選択肢。
この3つを整えるだけで、家庭学習の質は大きく変わる。

次は、
語彙も含めたGPTs設計を試してみる予定だ。

同じように家庭学習に悩んでいる方の参考になれば嬉しい。

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