昨日はブログ記事を書かなかった。
ただ、その代わりに一つ、大きな発見があった。
それは、ChatGPT(GPTs)の設計を少し変えただけで、子どもの集中力が大きく変わったということだ。
家庭学習で「集中が続かない」「すぐ飽きる」という悩みはよくある。
だが今回、その常識が少し覆された。
GPTsの設計を見直した理由
これまでChatGPTを使った英語学習では、次のような課題を感じていた。
- 会話が広がりすぎて目的がぼやける
- 今何を学んでいるのか分かりにくい
- 集中が続かない
ChatGPT自体は優秀だが、**学習用途では「自由すぎる」**のが逆効果になることもある。
そこで、GPTsの出力順を明確に固定することにした。
新しく設計した出力ルール
今回採用したのは、次のシンプルな流れだ。
- 解説
- 理解チェック
- 問題(1問ずつ)
いわゆる「解説 → 問題演習」という、学校や塾で成功しやすい型をそのままGPTsに落とし込んだ。
この順番を崩さないことを最優先にした。
実際に使ってみた結果
結果は、正直想像以上だった。
まず上の娘は、15分間ほぼノンストップで集中。
終わったあとに「もう終わり?」と言うほどだった。
さらに驚いたのが、一番下の小学校4年生。
途中で話しながらではあったものの、30分程度ChatGPTを使って学習できた。
紙のドリルや市販教材では、ここまで集中が続くことはあまりない。
なぜ集中できたのか
理由はとてもシンプルだと思う。
- 最初に「理解」がある
- 次に何をするかが明確
- 問題が1問ずつで心理的負担が小さい
特に「解説→確認→1問」という流れは、
学校の授業で慣れ親しんだ成功体験に近い。
ChatGPTの賢さよりも、設計の分かりやすさが効いたと感じている。
現在使っているGPTsの基本ルール
現時点でのGPTsは、次のようなルールで動かしている。
- 英検5級レベルからスタート
- 解説は日本語中心(文法を丁寧に)
- 理解チェックは Yes / No 形式
- 問題は必ず1問ずつ
- 間違いは否定せず、やさしく言い直す
正解させることよりも、
英語で考えて、英語で答えることを重視している。
見えてきた課題:文法に寄りすぎている
一方で、改善点も見えてきた。
今のGPTsは、どうしても文法解説に寄りがちだ。
毎日続けることを考えると、やや単調になる可能性がある。
今後の改善アイデア
そこで次に考えているのが、
- 文法解説の日
- ボキャブラリー解説の日
を交互に出す設計だ。
さらに、
「今日の続きをやる」
「次のトピックに進む」
といった選択肢を子どもに出すUIも用意したい。
「選べる」だけで、学習の主体性は大きく変わる。
まとめ
今回の経験からはっきりしたことがある。
ChatGPTは賢さよりも、設計がすべて。
順番、分量、選択肢。
この3つを整えるだけで、家庭学習の質は大きく変わる。
次は、
語彙も含めたGPTs設計を試してみる予定だ。
同じように家庭学習に悩んでいる方の参考になれば嬉しい。